ヘソ曲げてんの？　スネてんの？

聖職者ってどう？

ちやほやされ　貢がれ

幸福なんだろ？

おれも一人　最高

楽しく思わない？

何故泣くのか　意味不明

どこが痛いの

ちょっと乗ってみろ　金斗雲に

鳥の国へ迎えてやる

空はいいぜ　青く澄んで

夜は囁いて

風はいいぜ　その腕《かいな》で

歌を歌え

楽しいこと　分けてやるよ

悲しいのは終わり

やさ男　不幸なのか

雨上がりに

人はいつも難解

おれはまずいかな

とんぼを切って急降下

鷹の真似だよ

畑の柘榴が熟れ　

拝借してから

オヤジはいつもああだ

キレてばかりだ

本当のおれはいい奴だよ

農家のオヤジ　わかってない

お前には空がわかる？

この世界はわかる？

朝はいいぜ　桃が香る

独り占めさ

ほらな　見ろ　かわいいじゃんか

笑うのがいいよ

次は何　くすねようか

笑いすぎだ

頬が赤い　元気出たか

おれの良さがわかったかな

空はいいぜ　青く澄んで

夜は囁いてる

風はいいぜ　絡め取って

踊り踊れ

お前にも空がわかる？

この世界がわかる？

幸せをくれる世界

おれの世界

詩としては「獄中孫悟空のセリフ」より光っていないのですが、曲は私のオリジナルで好きです。「獄中～」は既存の曲にはめ込んだ替え歌です。替え歌では使えません。残念！

作家の皆様なら体験があると思いますが、芸術の成績がいい人、見た目の美しい人は、元から羨ましがられるものを持っているため、誰かから攻撃された時は周囲から我慢を要求されます。聖職者の仕事と同じです。常に相手を許す仕事が回ってきます。私が昔からそうなので、何度も聖職者を書いてしまいます。