天空花魁メイキング

一時期アクリルガッシュをやめようと思って、「慶」と「天空花魁」が成長を止めました。死んだと思ったのですが、トレース台とスキャナーを購入したことから、イラストの続きを描けるようになりました。

結論から申し上げますと、まだ完成してません。天空花魁12までスキャンをアップしますので、お暇潰しにご賞味ください。

色鉛筆でざっくりアクリルガッシュ画を再現すると、こうなりました。はてさて、どうなるやら。

コピックの黒と、水彩色鉛筆、ウィンザーニュートンの水彩マーカーを全て使ったらこうなりました。

なんか、アクリルガッシュの黒、ピンクの良さが出ないのですね。

赤、青、黃の三原色で成り立った絵になり、中間色がなくて不安定な気持ちになります。

水彩には、水彩の良さがあるんですね。

よし、コピックなしで、水彩描いてみよう。

違うにゃん。

おかしいにゃん。

全てが間違ってるにゃん。

生まれてきてごめんなさい。

鮮やかな色ばかりがいけないのかな、と茶色を使ってみる。

黒が邪魔だとわかり、キャラクターの髪にしか使ってない。気晴らしに青空描いたら突然成功した。

でもなあ、初原稿みたいに、真っ赤な町並みを描けないものか。ビジュアル系花魁にーちゃんより、きれいな町が描きたい。青空のイラストいいけど、町をどう目立たせようか？

真っ赤な町並みに未練があり、全体背景に、ピンク以外に隠し味として、ペールオレンジを追加。赤い町並みと揃えてみた。

あと、にーちゃんの帯をカドミウムイエローにしてみた。

この絵も悪くないけど、帯の黄色と、花吹雪の黄色がぶつかってる。

真っ赤な町並みと、色がぶつからないキャラクター合わせをやってみる。確かにぶつかってないけど、機械が描いたみたいな絵になり、トキメキが無い気がするんだ……。

とまあ、現在、試行錯誤中でまだ完成してません。

（おまけ）

おわかりでしょうか、私の中に天才はいないのです。絵描きもコケる時はコケる。

有田の丘病院、デイケアのIさん（エッセイ激走カタツムリに出てきます）が「いいよね、八萩さんは。絵が描けて歌が上手くて、パソコンはブラインドタッチで（実際はワードしか出来ない）。私なんか何にもない。私、八萩さんになりたかった」と、ネチネチネチネチいじめてきていました。

しかし、彼女は、絵の時間になると絵を20秒描いただけで「ほら、私には才能がない」と投げ出してしまうのです。

20秒で才能があるか、判明する人はいません。20秒で結果を出せる人もいません。

何が言いたいのか、というと「てめえも12枚描いて苦しめ！」に尽きますな。

Iさん、今、何やってんだろう。未だに赤の他人のTさんと共依存なのでしょうか。Tさんを「あいつは駄目、あいつは駄目」こきおろして、自分より劣ったTさんから離れられないIさん。

キャラ濃すぎて、Iさんのエピソードいっぱい出てくる（まだあるよ）。一時期虐められすぎて絵が描けなくなりましたが、離れてみると、不幸過ぎてユカイな人でした。

Iさんの明日はどっちだ！（Iさんの話になっちゃった）