あやかしの幸い

わらわの後ろがどうした

わらわに何か憑いているか

見えないものが気になるか

見えたのならば外すだろう



強いものが好もし

強く弓を引きしぼって

惑わされるなあやかしに

ただこのわらわを破るがいい



風 空 鳥 羽 海 弦《つる》を引け

花 紅 土 声 胸 強くひけ

月 恋 笛 珠《たま》 糸 呼んでいる

舞 楽《がく》 神《かみ》 龍 躍《やく》 矢を放て




弦はちゃんとしぼったか

それなら敵を射抜くがいい

明日《あす》はお前の血肉になる

恋したお前の手にかかる



これも悪くない生涯

儚い夢も悪くはない

最後は私を外さないで

最後はしとめて 私を



雪 雨 春 穀《こく》 祭《さい》 見る者は

富 魚《うお》 網 歌 酒 手をたたけ

渦 律 音 影 闇 幸いは

破魔 慈悲 鈴 杜《もり》 人《ひと》 お前の目



雑魚と 違うのだ

幸い 一人だとて

誰と 思ってる

女帝 この時代の



お前が何かをくれなくても

幸せだった 悪くない



風 空 鳥 羽 海 弦《つる》を引け

花 紅 土 声 胸 強くひけ

月 恋 笛 珠《たま》 糸 呼んでいる

舞 楽《がく》 神《かみ》 龍 躍《やく》 矢を放て


雪 雨 春 穀《こく》 祭《さい》 見る者は

富 魚《うお》 網 歌 酒 手をたたけ

渦 律 音 影 闇 幸いは

破魔 慈悲 鈴 杜《もり》 人《ひと》 お前の目


譜面

あやかしの幸い1
あやかしの幸い1
あやかしの幸い2
あやかしの幸い2